アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

インフィニティ

シークレット・ウォーズへと続くジョナサン・ヒックマンの超大作クロスオーバーの1つです。Marvel Unlimitedで全部読んではいたのですが、ヴィレッジブックスさんが出版業から撤退するとのことで邦訳版も確保しました。

なんとか三冊揃えることができたのですが、入手はなかなか大変でした。IIIだけは先にブックオフで購入していたのですが、IとIIは気づいた時にはリアル書店からは消え去っており、IIはAmazonで新品を注文できたのですが届くまでに時間がかかっている間にリアル書店に残っていた新品を見つけたのでそちらでゲット。Iは古本屋でも見つからず仕方なくAmazonで中古のものを購入しました。幸い状態も良く小冊子も付いたものを安価で購入できたので良かったです。タイム・ランズ・アウトも欲しかったのですが、こちらは随分前からリアル書店でも古本屋でも見かけることもありませんでしたし、Amazonでもプレ値になっていたので諦めました…。

内容の方はまさに超大作で、ビルダーズの侵攻を食い止めるための宇宙での戦いと、その間隙を突いて地球に襲来したサノスとの戦いが描かれます。ですが、ここに至るまでの話がわかってないと意味不明なくだりや、逆にインフィニティ三部作で解決しない伏線も多いです。一連のストーリーをカバーするには以下をすべて読む必要があるうえにインフィニティとタイム・ランズ・アウトの間のストーリーは邦訳だけでは欠けている部分もあり、相当敷居が高いです。

なお、今回のインフィニティ三部作はインフィニティ誌に加えてアベンジャーズとニューアベンジャーズの3誌で並行して進行していたようで、ライターはジョナサン・ヒックマンなのですが、アートは各誌別のアーティストが担当しているようです。ただ、各誌の絵柄にそこまで大きな違和感はないです。