アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Eternals (2021-2022)

ジャッジメント・デイへと繋がるエターナルズの最新シリーズです。Marvel Unlimitedで読んでみましたが、洋書では2分冊の単行本が出ているようです。

ここに繋がるストーリーがわかっていないのですが、全滅したエターナルズが復活するところから始まります。ヴィランとしてサノスが登場しますが前半はエターナルズ内の裏切り者、後半はデヴィアンツの秘密の捜索がメインでサノスは舞台装置という感じです。最後はそういう感じでX-MENに繋がるとは…。ジョナサン・ヒックマンのX-MENシリーズの邦訳が続いていますが、当然ジャッジメント・デイの邦訳も期待されるところなのでこの続きは日本語で読めるかもしれないですね。

エターナルズは他のマーベル作品と比べて独自の世界観を持つこともあり、設定がなかなか複雑でマシーンによるナレーションでカバーされている部分が多いです。大量のナレーションが入るので読むのは結構大変でした。メインアーティストのイサド・リビックはソーでゴッドブッチャーのシリーズなどを担当されていた方ですね。ソーのシリーズも神話的な雰囲気はエターナルズと共通するところがありますし、エターナルズのイメージにぴったりのアートだと思います。

ここに至るまでのストーリー(なぜエターナルズが全滅していたのか、サノスの話はどこから繋がっているのかなど)も気になるのでそのあたりも遡って追いかけてみようと思います。また、ストーリー的にはこの2冊で完結しているのですが、外伝的作品を収録した第3巻も発売予定となっているようです。