アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

マーベル:レガシー

Eternals (2021-2022)で100万年前のアベンジャーズがちらっと登場していたので気になっていたのと、シークレット・エンパイアの後日談ということもあり購入してみました。ヴィレッジブックスさんによる邦訳で、自分が買った時はまだAmazonに新品の在庫があったのですが、その後売り切れてしまい今はマーケットプレイスで定価より若干高めで売られている商品しかないようです。

これは日本版のオリジナル編集ということで、シークレット・エンパイアの後日談となるマーベル:レガシー、そしてセレスティアルズの秘密が明かされるアベンジャーズ・ファイナルホストが収録されています。マーベル:レガシーはファイナルホストのストーリーに繋がっているのですが、インフィニティ・カウントダウンに繋がっている部分もあります。ファイナルホストからの流れはジャッジメント・デイに繋がっていくのでしょうか。Eternals (2021-2022)はここで全員自決したエターナルズが復活するところからの話のようなのですが、なぜ全員自決していたのかは謎で付属の解説冊子でも説明されていませんでした。

特にファイナルホスト編は話もわかりにくいし、アートも何をしているのかわかりづらい部分があったり、当時同時進行していた各作品の要素も入っていたりと、全体を通してちょっと色々難しめですね。シークレット・エンパイアとその後の作品群を繋ぐ重要な作品ではあるのですが、マーベルの邦訳作品の中ではなかなか玄人向けの作品だなと思いました。