シビルウォーのタイインを読むシリーズですが、今回のCivil War: War Crimesは収監中にも関わらずシビルウォーの裏でフィスクが暗躍するCivil War: War Crimesと、その前日譚となるUnderworld #1-5が収録されています。
Underworld #1-5ではアンダーワールド誕生の経緯が描かれ、因縁のあるハンマーヘッドも登場します。また、Civil War: War Crimesではそのハンマーヘッドがフィスクのテリトリーを奪おうと企てますが、フィスクはトニーを利用して監獄の中からハンマーヘッドを抹殺してしまいます。この時アンダーワールドはハンマーヘッドの元で働いていたのですが、元々フィスクの差金であり、またアンダーワールドとハンマーヘッドの間に過去の因縁があったことも明かされます。
シビルウォーの本筋からは外れたストーリーかつキングピンやアンダーワールドが主人公という変化球ですし、アンダーワールド誕生の経緯もお約束っぽい展開ではあるものの、他の作品では見られないヤサグレ感やギャグっぽいところもあったりでなかなか面白かったです。もちろんヴィレッジブックスさんが邦訳も出ていたのでこれはちょっと日本語で読んでみたかったですね。残念ながら現在は中古でも入手が難しそうです。