アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(118) シルバー・サーファー:ニュー・ドーン

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第118号はダン・スロットによる2014年のシルバー・サーファーのシリーズの#1-5とAll-New Marvel Now! Point Oneを収録したシルバー・サーファー:ニュー・ドーンでした。

シルバーサーファーが地球人の少女ドーンと新たな旅に出るシリーズの幕開けが描かれています。シルバーサーファーの作品はアートが素晴らしいものが多いですが、この作品もマイク・オールレッドのポップかつカラフルなアートが特徴的です。このシリーズはストーリーの評価も高いようなので続きも読んでみたいと思いました。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(117) アベンジャーズ:クリー/スクラル・ウォー

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第117号はクリーとスクラル因縁の星間戦争を描くアベンジャーズ:クリー/スクラル・ウォーでした。

大枠ではクリーとスクラルの星間戦争に地球が巻き込まれるというストーリーなのですが、古い作品ということもあって展開がかなり破茶滅茶で初見ではなかなか理解が追いつきませんでしたw 当初は地上でクリー(ロナンやセントリー)やスクラルとのいざこざが繰り返されるのですが、その中でマーベル、ワンダ、ピエトロはスクラルに、リックがクリーに拉致されてしまい、アベンジャーズは宇宙に救出に向かいます。最終的にはロナンからクリーの支配権を取り戻すためのスプリーム・インテリジェンスの計画(?)によってリックが謎の能力(?)に目覚め、クリー、スクラル共に無力化され戦争が終結する、という流れでしょうか。

この流れの中で地上でのロナンとの戦いが世間の明るみに出たことでアベンジャーズが糾弾されるのですが、民衆を煽動したのは実はスクラルの仕業だったり、ブラックボルトを追放してインヒューマンズを率いるマキシマスが実はクリーと繋がっていたりなど、地球にクリーとスクラルがすでに入り込んでいたこと、また、その一部はスプリーム・インテリジェンスの計画の一端だったことも明かされます。行き当たりばったりだったり力技が目立つ展開や、アントマンがヴィジョンの体内に入って助けたりなど本筋とあまり関係なさそうなエピソードが入ったりするあたりも時代を感じますね。

こちらは以前ヴィレッジブックスさんから通販限定で邦訳が出ていたようです。現在は小プロさんから電子書籍で復刊されていますが、小プロさんのマーベル邦訳撤退に伴って9月末で購入できなくなってしまうようです。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(116) アベンジャーズ・ワールド

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第116号はジョナサン・ヒックマンのアベンジャーズ・ワールドでした。

こちらはジョナサン・ヒックマンが描く、シークレット・ウォーズまで続くコズミック系アベンジャーズの導入となるストーリーで、火星からバイオボムを撃ち込んでくるエクス・ニヒロに当初は映画版アベンジャーズのメンバーで挑むのですがあっけなく返り討ちにあい、トニーとキャップが兼ねてより計画していたアベンジャーズ拡大計画が実行されるというものです。正直本作だけ読んでもまったく面白くないと思うのですが、ここからストーリーを追っていくにしても、最低限以下の作品を読まなくてはなりません(しかもインフィニティとタイム・ランズ・アウトはそれぞれ三分冊になるほどのボリュームです)。

ただ、このうちマーベル グラフィックノベル・コレクションではエブリシング・ダイを除いてカバーされるようなので、ストーリーは概ね押さえられるのではないかと思います(本家のマーベル グラフィックノベル・コレクションではエブリシング・ダイもカバーされているようなので200号以降、再度延長があるようでしたら日本語版でもカバーされるかもしれません)。

以前ヴィレッジブックスさんからヒックマンの一連のシリーズ含めて邦訳が出ており、小プロさんから電子初期として復刊されています。エブリシング・ダイだけこちらでカバーするのもありかもしれません。

自分はインフィニティとシークレット・ウォーズはヴィレッジブックスさんから出た邦訳を持っているので結構ダブりが出てしまうのがつらいところです。当初日本語版のマーベル グラフィックノベル・コレクションの刊行予定は100号までで、その中にはこれらのクロスオーバー作品は含まれていなかったのでヴィレッジブックスさんのアメコミ邦訳撤退の報を受けて慌てて買い揃えたのですがw

それ以外の作品についてはMarvel Unlimitedで一通り読んだのですが、ヒックマンの作品はそもそも話が複雑ですし、文章も難しくて英語で読むのはなかなか大変でした…。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(115) ドクター・ストレンジ:セパレート・リアリティ

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第115号はスティーブ・エングルハートのドクター・ストレンジ:セパレート・リアリティでした。

冒頭ではシュマゴラスとエンシェントワンの秘密、中盤ではモルドとシスネグとのタイムトラベル、そして後半はシルバーダガーに致命傷を負わされてしまったストレンジがアガモットのオーブの中を旅するというエピソードで、いずれもスケールの大きな物語で各エピソードに連続性もあり面白かったです(最初のエピソードだけ入りが唐突でちょっと話がわかりませんでしたが)。また、連載の穴埋めとのことですが、途中でスタン・リーとスティーブ・ディッコ時代の旧作が回想シーンのような形で入るのも面白かったですね。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(114) アイアンマン:ビギニング・オブ・ジ・エンド

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第114号はアイアンマン:ビギニング・オブ・ジ・エンドでした。

自身のLMDとの戦いで大きな負担を負った心臓の移植手術に成功し、もはや命の危険を犯してアイアンマンとして戦い続ける必要はないのではと思い始めたトニーは元ボクサーのエディ・マーチにアイアンマンの座を譲るのですが、エディが持病があるにも関わらず命を賭けて戦っていたことを知り、再びアイアンマンとして戦うことを決意します。また、トニーの恋人ジャニス・コードはジャニス自身が正体を知らずに研究者として雇っていたクリムゾン・ダイナモとタイタニウムマン、アイアンマンの三つ巴の戦いの中で命を落としてしまうという、なかなか悲劇的なストーリーです。

第110号のアイアンマン:トラジディ&トライアンフにインビンシブル・アイアンマン#1-4が収録されていましたが、こちらは同じシリーズの#14-23が収録されています。間は空いていますがタイタニウムマンやシットウェル、ホイットニー(マダム・マスク)、モーガンなど以前も登場したキャラクターが登場するのであわせて読んでおくとよいかもしれません。ちょっと話が飛んでいるところもあるので、この間のエピソードも読んでみたいですね。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(113) アベンジャーズ:チルドレン・クルセイド

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第113号はアベンジャーズ:チルドレン・クルセイドでした。

ハウス・オブ・Mの後、姿を消していたワンダをマグニートーと、ワンダの子供であり魔力を暴走させてしまったことでアベンジャーズから危険視されるウィッカンと彼が所属するヤング・アベンジャーズの面々が探そうとするのですが、なんとワンダは記憶と能力をなくした状態でラトベリアに滞在しており、ドゥームと結婚しようとしていたのでした。なんだかんだあって記憶と能力を取り戻したワンダはミュータントたちに能力を返そうとするのですが…という流れ。

世界中から憎まれるワンダとマグニートー一家の物語にヤング・アベンジャーズやアイアンラッドとカーンの関係も絡めたとても面白いストーリーでした。メジャーどころなのであまり問題にはならなそうな気もしますが、以下の2冊は前提知識として読んでおきたいところです。

また、ややマニアックな部分になりますが、以下を読んでおくとクイックシルバーがXファクターのメンバーに擦られているシーンの意味がわかると思います。

なお、本作は小プロさんから邦訳が出ています。こちらだと上記のような前提知識は付属の日本語解説でカバーされているのではないかと思います。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(112) アンキャニィ・アベンジャーズ:レッド・シャドウ

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第112号はアベンジャーズ VS X-MENのその後を描くアンキャニィ・アベンジャーズ:レッド・シャドウでした。

フェニックスフォースの力を得て人類と敵対したX-MENでしたが、キャプテン・アメリカはその反省からミュータントとの平和的な融和を図るため、アベンジャーズにX-MENを迎えてユニティ・スクワッドという新ユニットを作り、ハボックに指揮を任せます。これに敵対するのはエグゼビアの脳を手に入れ人々をテレパスで操る術を身につけたレッドスカルという構図なのですが、アベンジャーズ側も指揮に慣れないハボック、ぎくしゃくしたままのローグとワンダなど不安定な状態のまま活動を続けていきます。ようやく雨降って地が固まりそうな兆しが見えたところで…というストーリー的にとてもよいところで終わってしまいます。続きがとても気になるところですが、残念ながらマーベル グラフィックノベル・コレクション続刊の予定はないようです。

以前ヴィレッジブックスさんから邦訳(現在は小プロさんから電子書籍で入手可能ですが、小プロさんのマーベル邦訳撤退に伴ってこちらも新規購入は9月30日までなので、欲しいものがある方は早めに購入しておきましょう)が出ていたようですが、こちらも続きは出ていないようです。