アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Civil War: X-Men Universe

X-MEN関連誌でのシビルウォータイインをまとめたもので、以下のエピソードが収録されています。

  • X-FACTOR #8-9
  • CABLE & DEADPOOL #30-32

当時のX-FACTORはマルチプルマン(マドロックス)を中心にミュータントタウンで活動する探偵社(ハウス・オブ・Mの重要人物だったレイラもX-FACTORに身を寄せているようです)のようですが、そこに(サン・オブ・Mで)ミュータントパワーを取り戻し、さらに触るだけでパワーを復活させることができるようになったクイックシルバーが転がり込んできます。隠されたM-DAYの真実を知ったX-FACTORはX-MEN本体と対立し、超人登録法にも反対の立場を取ります。一応ゲストとしてスパイダーマンが登場したり、超人登録法について触れたりはしているものの、シビルウォー本編との関わりはほぼなく、X-FACTORのストーリーが進行している感じです。話が地味というのもあるのですが、アートもハードボイルドな感じでなかなか取っ付きづらさがあるシリーズですね。

ケーブル&デッドプールはケーブルとデッドプールがチームアップしているシリーズのようなのですが、政府公認のお墨付きを与えられヒーロー狩りをするデッドプールと超人登録法に警笛を鳴らすケーブルが対立するのですが、ケーブルの策略によってデッドプールは職を失ってしまい休戦するのでした。ケーブルはここまでやっておきながらシビルウォー本編では初回の敗戦であっさりキャップ陣営を離れているのがどうにも…という気がしなくもないのですが、立場的には中立だったということでしょうか。ケーブル&デッドプールシリーズは邦訳も出ていましたのでそちらも読んでおくとより楽しめるのかもしれません。

シビルウォーのタイインの中では本編との関連も薄く、タイトル的にもマニアックな部類だと思うのですが、こちらももちろんヴィレッジブックスさんから邦訳が出ていました。