アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

スパイダーマン:スパイダーアイランド

小プロさんのアメコミ配信3周年フェア電子書籍の30%引きセールがやっていたのでクローン・サーガの関連エピソードということで気になっていたスパイダー・アイランドを購入して読んでみました。

時系列的にはジョナがニューヨーク市長になったあとの話のようで、ジャッカルの暗躍によってニューヨーク市民がスパイダーマンの能力を得てしまうスパイダー感染症に感染してしまうというものです。今思えばロックダウンやワクチン開発など新型コロナウィルスのパンデミックと重なるところもありますね。

ストーリー自体はアベンジャーズファンタスティック・フォーなども登場する王道エンターテイメントという感じなのですが、ジャッカルとクローン関連のストーリーやエージェント・ベノムなどこれまでの経緯を知らないと意味がよくわからない部分も多いのではないかと思います。そういう意味では若干敷居の高さはあるかもしれませんが、アートも含めてカラッとした明るい作風ですし、細かいことは気にせず読んでも楽しめると思います。巻末にはダン・スロットのインタビューも収録されておりこちらも必読です。

なお、小プロさんのアメコミ配信3周年フェアは2月14日まで、スパイダーマンデッドプール等を中心に多数のマーベル邦訳の電子書籍が30%引きとなっています。気になるものがある方はこの機会に購入されてみてはいかがでしょうか。