アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Prowler: The Clone Conspiracy

クローン・コンスピラシーのタイインで、本編ではジャッカルの手下として働いていたプロウラー(ホービー・ブラウン)は実はニューUに潜入していただけで最終的にスパイダーマンに助力をするのですが、その背景や事件後の様子が詳細に描かれています。

ストーリー的にはそこまで重要なエピソードというわけではない感じですが、本編だけではよくわからなかったキャラクターの理解に役立ちます。タイインとはいえ本編や他誌と行ったり来たりするタイプではないので読みやすいのですが、先に本編を読んでおかないと意味不明な部分が多いと思います。一方で本編でのシーンをプロウラーの視点から見たシーンなどもあったりで面白かったです。

ちなみに本シリーズの最後でプロウラーは死んでしまうのですが、本編の最後で復活しているのがプロウラーということに本編を読んだ時は気づかず、このシリーズを読んだ時も本編のラストをわすれていて気づかず、その後再度日本語で本編を読み直した時にようやく気付きましたw 後から見たら確かにホービーと呼んでるんですが、コスチューム着てないし、本編では一度も顔出ししていなかったのでまったく気付きませんでしたw

なお、プロウラーというと映画版スパイダー・バースでご存知の方も多いのではないかと思いますが、そちらではマイルスの叔父のアーロンが正体でした。コミックでもアルティメット・ユニバースでは同じくマイルスの叔父アーロンがプロウラーのようです。