アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Civil War: Heroes For Hire

シビルウォーのタイインを読むシリーズ、今回は渡る世間は金次第の雇われヒーローチーム、ヒーローズ・フォー・ハイアーです。

ヒーローズ・フォー・ハイアーはミスティナイトとコリーンウィングを中心にシャン・チー、ハムバグ、タランチュラ、ブラックキャット、オルカ、パラディンの8人からなり、雇われて活動する職業ヒーローチームなのですが、シビルウォーではアイアンマン側に付きます。あくまで対話のためにキャプテン・アメリカの居場所を探るのですが、S.H.I.E.L.D.に買収されたパラディンの裏切りによってキャプテン・アメリカを拘束されてしまいます。しかし、シャン・チーの機転により事なきを得るのでした。

シビルウォーのタイインがここまで(#1-3)のようですが、単行本にはこの後、スクラルの器官を移植することで変身能力を身につけたことで超人登録法から逃れようとするヴィランたち、そして彼らを率いるリッカドンナとの戦いまでが収録されています。雇われチームで当初がギクシャクとしたところもありましたが、最終的にはチームとしての友情が芽生えるという良いエピソードでした。

シビルウォーのサイドストーリーという意味では大立ち回りの割に本編には全く影響がなく、取ってつけた感がなくもないのですが、ヒーローズ・フォー・ハイアー自体は魅力的なキャラクターと新鮮なストーリー、アートも見やすく、続きを読んでみたいと思わされる内容でした。