アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Civil War: Fantastic Four

ファンタスティック・フォーシビルウォータイインで、Fantastic Four #538-543が収録されているようです。

ストーリーはシビルウォー本編でスーパーヒーローに反発する市民に襲われたジョニーが入院しているシーンから始まります。超人登録法を支持し、反対者をネガティブゾーンに収監するリードと、そんなリードから離れていく他のメンバーたちの様子が描かれます。Amazing Spider-Manでピーターがネガティブゾーンを見学するシーンとのクロスオーバーがあるのですが、あの直前にこんなことがあったのですね…。こちらを読むと、ピーターだけでなくリードも苦悩していたんだなということがわかります。

スーザンがリードの元を去ったのち、ベンもアメリカを去りパリで地元のヒーローたちと活躍するのですが、ジョニーが呼び戻しにやってきます。即答はしなかったベンですが、結局この後シビルウォーでの最終決戦前にアメリカに戻ったということなのですね。いつもはお調子者のジョニーですが、リードを諭すシーンもあったりと、シビルウォーではチームの結束を繋ぎ止めるために重要な役割を果たしたと言えそうです。

なお、#538にロード・トゥ・シビルウォーで地上に落ちてきたムジョルニアを謎の人物が手にするシーンがあるのですが、これがソーのクローンだったのでしょうか。このファンタスティック・フォーのタイインではソーのクローンに関する詳細については語られないままでした。

また、#543はシビルウォー終結後のエピソードなのですが、リードとスーザンは関係修復のため一時的にチームを離れることを決意し、代わりにブラックパンサーとストームが加入する、というところで終わります。この号はファンタスティック・フォーの45周年記念号だったようで、本編に加えて2本の短編が収録されています。特にスタン・リーのギャグエピソードは面白かったです。

ファンタスティック・フォーの邦訳は珍しいですが、シビルウォーのタイインの邦訳展開の一環としてヴィレッジブックスさんから邦訳が出ていました。

ブリスターコミックスさんではまだ新品が購入できるようです。

blistercomics.jp