アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(48) ファンタスティック・フォー:アソリテイティブ・アクション

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第48号はファンタスティック・フォー:アソリテイティブ・アクションでした。こちらは第11号のファンタスティック・フォー:アンシンカブルの続編となっており、もちろん前巻と同じく初邦訳となります。

今回はドゥームを倒した後のラトベリアが舞台になるのですが、ドゥームとの因縁から家族を守るべく悲壮な決意を固めていたリードの誤った判断でベンを死なせてしまい、それを復活させるために天国へと向かいます。現実の社会問題にもリンクした、正直前巻の流れからは予想もできないストーリーで、最後のネタも含めてとても面白かったです。前巻を読まれた方は是非こちらまで読んでいただきたいです(冒頭で前巻のあらすじが紹介されているので、なんなら本巻だけ読んでも楽しめると思います)。ファンタスティック・フォーは邦訳自体が珍しいのでそういう意味でも貴重な作品ですね。

なお、前巻ではゲストとしてドクター・ストレンジが登場しましたが、今回はフューリーが登場します。それから今回もベンおじさんは格好良かったです。また、ドゥームは本作の後、ロード・トゥ・シビルウォーで復活することになるようです。