アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

マーベル グラフィックノベル・コレクション(57) デアデビル:ガーディアン・デビル

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第57号はマーベル グラフィックノベル・コレクションでは初のデアデビル作品、デアデビル:ガーディアン・デビルでした。

本作は今回のアシェット版が初邦訳のようで、マーベルの低迷期にジョー・カサーダによって立ち上げられやマーベルナイツという大人向けのブランドの初期の作品で、他にもブラックパンサーパニッシャー、インヒューマンズといった若干マイナーどころの作品がラインアップされていたそうです。

宗教的なところもあるストーリーでそもそもセリフの分量が多い上に内容も難しく、さらに翻訳の微妙さが理解をより妨げる部分もあり、特に鬱々とした展開が続く前半部分は正直読むのが苦痛に感じる部分もありました。ただ、マットが正気を取り戻してからの後半部分は一気に盛り上がり、面白く読めました。

マーベル グラフィックノベル・コレクションでは今後もデアデビル作品が何冊が出るようですが、その中には本作の巻頭の解説でも触れられているデアデビル:ボーン・アゲインも含まれているのでそちらも楽しみです。