アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

マーベルグラフィックノベル・コレクション(39) ドクター・ストレンジ:ネームレス・ネーム・タイムレス・タイム

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第39号はドクター・ストレンジ:ネームレス・ネーム・タイムレス・タイムでした。

クラシックな作品ですが今回が初邦訳のようで、ストレンジとモルド、ドルマムゥとの戦いが描かれます。また、エターニティの初登場作品でもあるそうです。ページ数も多いのですが、かなり古い作品なのでコマ割りが細かい上にセリフも多いのでページ数以上のボリューム感があります。さらのそのセリフもクラシックな作品ならではの言い回しや読みづらい翻訳で、ストーリーもいまいち頭に入ってきませんでした。分量と相まって正直これまでのマーベルグラフィックノベル・コレクションの中でもトップクラスに読むのが苦痛な作品でした。

そんなわけで個人的にはおすすめしづらいですが、クラシックなアメコミファンには貴重な一冊なのではないかと思います。こういう作品は普通に邦訳が出ることは期待できないでしょうし、邦訳にしろ原書にしろなかなか自分から手に取ることもないと思うので、そういう意味ではマーベルグラフィックノベル・コレクションを定期購読で様々な時代の作品を読めるのはありがたいところですね。