マット・フラクションによるパニッシャーの個人誌でのシビルウォータイインで、パニッシャーがシビルウォー本編でキャプテン・アメリカ陣営に加わり離脱するまでの流れをその前後のストーリーや過去のキャプテン・アメリカとの関わりなどを含めて描いています。シビルウォー本編で偶然スパイダーマンを助けに現れたように見えたパニッシャーですが、こういう経緯でヴィランを追っていたんですね。
ただ、シビルウォーのサイドストーリーとしてはやや淡白な気もしますし、ブリッジ捜査官やクラークとの絡みなども含めて今後のシリーズでしっかりと掘り下げられるのかもしれませんが、単品ではやや中途半端な気もします。
ヴィレッジブックスさんから邦訳も出ていましたが、パニッシャーの邦訳はなかなか珍しいのでそういう意味では貴重な作品かもしれません。パニッシャー以外もシビルウォーのおかげで邦訳が出たシリーズは多いので当時の日本のマーベルコミックファンにとってはとてもありがたい展開だったんだなと思います。