アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Amazing Spider-Man: Worldwide Vol. 4 (Amazing Spider-Man (2015-2018))

ダン・スロットによるAmazing Spider-Man (2015)シリーズの#16-19およびFree Comic Book Day 2016 (Captain America) #1の一部が収録されている単行本で、クローン・コンスピラシーの前日譚となるエピソード集となっています。

クローン・コンスピラシーの冒頭で葬儀が執り行われているジョン・ジョナ・ジェイムソンSr.が亡くなるまでの経緯、プロウラーのニューUへの潜入、ドクター・オクトパス復活の兆候、フィスクとジャッカルの決裂など、クローン・コンスピラシーに繋がるエピソード群で、クローン・コンスピラシーを読むにあたって必読とまでは言えないものの、併せて読んでおくとより理解が深まると思います。特にフィスクのエピソードは本編だけだと経緯がよくわからなかったのですが、こちらを読んで理解できました。

Amazing Spider-Man (2015-2018)シリーズは単行本が全部で11冊出ており、アレックス・ロスの美しいカバーアートも見どころです。ひとまずクローン・コンスピラシーに関連する本巻と次巻を読んでみているのですが、機会があれば1巻から通して読んでみようと思います。