小プロさんのベスト・オブシリーズ新作はベスト・オブ・スパイダーマンの第二弾でした。第一弾のベスト・オブ・スパイダーマンはページ数の割に安価で、クラシックなエピソード集ではあるものの、アメコミ入門としてもおすすめしやすい一冊でしたが、ベスト・オブ・アイアンマン以降のベスト・オブシリーズは通常の邦訳アメコミプライスという感じであまりお得感はないですねw
今回もクラシックなものを中心に以下の6つのエピソードが収録されています。
- AMAZING SPIDER-MAN ♯12 "UNMASKED BY DOCTOR OCTOPUS!"
- AMAZING SPIDER-MAN ♯97 "IN THE GRIP OF THE GOBLIN!"
- AMAZING SPIDER-MAN ♯229 "NOTHING CAN STOP JUGGERNAUT!"
- AMAZING SPIDER-MAN ♯230 "TO FIGHT THE UNBEATABLE FOE!"
- AMAZING SPIDER-MAN ♯252 "HOMECOMMING!"
- UNTOLD TALES OF SPIDER-MAN #1 "TO SERVE AND PROTECT?"
3話目の"NOTHING CAN STOP JUGGERNAUT!"と4話目の"TO FIGHT THE UNBEATABLE FOE!"はマダム・ウェブを攫おうとするジャガーノートとの戦いを描く連続したエピソードです。
また、5話目の"HOMECOMMING!"はシークレットウォーズ後にバトルワールドからブラックコスチュームで帰還するエピソードなのですが、アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第36号アメイジング・スパイダーマン:バース・オブ・ヴェノムにも第一話として収録されているので翻訳を比べてみるものも面白いかもしれません。
6話目の"TO SERVE AND PROTECT?"はこれまでのベスト・オブシリーズの収録作品と比べると若干新しめの90年代の作品ですが、こちらは初期のスパイダーマンの裏話的なエピソードということで選ばれたようです。
スパイダーマンの傑作選はこれが第二弾ということもあってか、エピソードの選択にはマニアックさを感じるところもありますし、価格のことも考えると個人的にはどちらかを選ぶのであればまずは前作のベスト・オブ・スパイダーマンの方をおすすめします。