ジョナサン・ヒックマンのX-MENシリーズ第3巻、実際はX・オブ・ソーズの続編になりますので、ハウス・オブ・X/パワーズ・オブ・Xから考えるとすでにかなりの大作なのですが、ストーリーの方はヒックマンらしくさらに難解さを増しています。
今回もシーア帝国の内紛解決の手助け、X-23たちのヴォールト潜入の続き、ニムロッドの覚醒と細切れのエピソードが続きますが、延々と伏線を張り続けて早3冊目、途中であまり本筋と関係なさそうな謎の大運動会が開催されたりと、そろそろ追いかけるのもしんどくなってきました…。正直これをMarvel Unlimitedで英語で追いかけられる自信はありません。そういう意味では小プロさんの邦訳で日本語で読めるのは有難いですね。
なお、Vol.1とVol.2は基本的にレイニル・フランシス・ユーがアートを担当していましたが、本巻はカバーアートのみでコミックは別のアーティストが担当しています。アメコミあるあるですが、特に#16のフィル・ノトのアートは違和感が強いです。