シビルウォーのタイインを読むシリーズも残り僅かとなってきましたが、今回はスパイダーマンのシビルウォータイイン第二弾です。
当時シビルウォーにあわせてSensational Spider-Man誌とFriendly Neighborhood Spider-Man誌でSpider-Man Unmaskedというサイドストーリー集的なアークが展開されていたようですが、こちらはそれらのうちSensational Spider-Man (2006) #28-34を収録したもののようです。
ピーターが素性を明かした事でピーターの教え子や、MJ、メイおばさん、フェリシア(ブラックキャット)、そしてヴィラン含め周囲の人々がどのような影響を受けたかを描くショートストーリー集です。カメレオンに狙われても撃退してしまい、ピーターがライノーに重傷を負わされても冷静に対処してしまうメイおばさんがすごすぎます。ライノーをハッタリで説得してしまうフェリシアも格好いいです(説得されてしまうライノーもどうかと思いますが…)。
スパイダーマンではなく周囲の人々の心情にフォーカスしているという点で新鮮味がありますし、各エピソードもほどよい分量できれいにまとまっていて詠みやすいです。Friendly Neighborhood Spider-Manの方も読むのが楽しみです。
なお、ヴィレッジブックスさんから出ていた邦訳は残念ながら今では中古品も入手困難となっているようです。