アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第31号はブラック・ウィドウ:S.H.I.E.L.D.モスト・ウォンテッドでした。
アクション色が強く、激しいカーチェイスなどが迫力のアートで描かれます。セリフも短めでアメコミ特有の読みづらさはなく、サクサク読めるのですが、個人的にはストーリーが若干わかりにくい部分がありました。脅されてレッドルームのファイルを入手しに行くのはわかるのですが、S.H.I.E.L.D.のヘリキャリアから何を盗んだのかとかちょっとよくわからなかったですね…。
マーベル グラフィックノベル・コレクションでは唯一のブラック・ウィドウ単独作品で、初邦訳のようですが、2016年のブラック・ウィドウのシリーズの前半部分のみを収録したものなので、ストーリーは途中で終わってしまいます。英語の単行本では2冊に分かれて出ており、分量もさほどでもないので続きが気になる方はKindleやMarvel Unlimitedで読んでみるのもよいかもしれません。