アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第26号はデッドプール:ウェイド・ウィルソンズ・ウォーでした。初邦訳のようですが、デッドプールは邦訳作品もたくさん出ていますし、映画化もされている人気キャラクターにも関わらず、マーベル グラフィックノベル・コレクションではこれが唯一のデッドプール作品というのはちょっと意外ですね。
本書には表題のウェイド・ウィルソンズ・ウォーに加えてX-MENオリジン:デッドプールという短編が収録されています。どちらも過去を振り返りながらストーリーが進行するという形は似ているのですが、はちゃめちゃでノリがよく痛快な反面、読んでいて混乱する部分や理解が難しい部分も多いのですが、特にウェイド・ウィルソンズ・ウォーはよくできたサスペンス映画のようで個人的にはかなり面白かったです。他のデッドプール作品も読んでみたくなりました。