アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

マーベルグラフィックノベル・コレクション(24) パニッシャー:ウェルカムバック・フランク Part 1

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第24号はパニッシャー:ウェルカムバック・フランク Part 1でした。邦訳が出るのも珍しいパニッシャーで、もちろん本作も初邦訳のようです。

個人的にはパニッシャーというと少年時代にゲームセンターで遊んでいたカプコンの横スクロールアクション(カプコン初のマーベルゲームだったそうです)が記憶に残っているのですが、残念ながら家庭用ゲーム機には移植されていないので現在では遊ぶ手段がないんですよね…。2Pはフューリーだったとか当時は気づいてなかったな…。

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という話はさておき、本作はニューヨークに戻ってきたパニッシャーが復讐のためギャング一味を一人で壊滅させようとするというものです。パニッシャーを捉えようとする刑事やパニッシャーの模倣者も現れたりするのですが、いよいよ物語はここから佳境に…というところで後編へ続くとなってしまいます。後編のパニッシャー:ウェルカムバック・フランク Part 2は第51号として今年の12月に発売予定のようです。Part 1の発売が2022年12月だったのでちょうど一年ですね。

悪党をやっつけまくるジョン・ウィック的な爽快感がありますが、アートが少しあっさりしすぎなのが勿体無いかなという気がしました。ただ、パニッシャーの邦訳自体が貴重なのでマーベル グラフィックノベル・コレクションの中でも要チェックな1冊(Part 2とあわせて2冊)ではないでしょうか。