アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Journey Into Mystery: Manchester Gods

Fear Itselfとのタイインから始まった本シリーズですが、今回は次のクロスオーバーとなるEverything Burnsの導入となるエピソードです。

イギリスの別次元の存在であるアザーワールドに現れた科学技術を駆使するマンチェスターの神々の攻撃を受けたアザーワールドの既存の神々の救援要請に応えるべく、正式には他世界のいざこざに干渉できないアスガルディアからオールマザーの計らいによってによって密かににロキが派遣されます。当初はキャプテン・ブリテンらと共にヘルストームの力も借りるなどしてマンチェスターの神々と戦うロキですが、マンチェスターの神々の代表であるマスター・ウィルソンはアザーワールドに変化と革新をもたらそうとしているだけということを知り、むしろマンチェスターの神々がアザーワールドを治めるべきなのではと考え寝返ります。

ロキの寝返りによって戦いは最小限の犠牲で終結します。また、ロキはヘラが以前ディシールに受けた傷(Thor: Siege Aftermathの時に受けたもの)を治すためにマンチェスターの神々が持っているという聖杯の入手を依頼していたのですが、その依頼を無事果たすこととに成功します。しかし、そのためにリアが犠牲になったのでした。

これでようやくストーリーはMighty Thor / Journey Into Mystery: Everything Burnsへと繋がります。Everything BurnsはMighty Thorシリーズとのクロスオーバーですが、ストーリー的にはこちらのJourney Into Mysteryシリーズからの流れで、こちらを読んでいないとよくわからない点が多いですね。また、Everything Burns後、Journey Into Mysteryシリーズはライターを変え、シフを主人公に継続することになります。

少し脱線しましたが、この後は引き続きソーのシリーズのレビューに戻ろうと思います。オンゴーイングシリーズに追いつくまでまだあと10年分くらいあるので先は長いですねw