アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Journey Into Mystery Featuring Sif Vol. 2: Seeds of Destruction

Journey Into Mysteryシリーズの最終巻で、どうやら主人公がシフに変わってのシリーズはここで打ち切りとなってしまったようです。

オールマザーの1人ガイアの病気の治療のため、トニー・スタークの紹介により使われていないアベンジャーズの宇宙施設にやってきたシフですが、そこで とある宇宙船を追跡してきたベータ・レイ・ビルと再会します。ビルは宇宙船に連れ去られた恋人ティ・アシャ・ラを追いかけてやってきたことが明らかになり、シフとビル、そしてビルの乗船であるスカットルバットは協力して船を止めるために戦うことになります。最終的に船の目的が明らかになり、ティ・アシャ・ラもガイアも無事復活することができたのでした。

個人的にこのエピソードを読む少し前にちょうどタイミング良くアシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション43号のソー:ザ・ラスト・ヴァイキングに収録されていたベータ・レイ・ビル初登場のエピソードを読んでいたのでシフとベータ・レイ・ビルの関係やスカットルバットとの関係などを把握できていたのでさらに楽しく読むことができました。

なお、本巻に収録されている#651はヴォルスタッグの娘ヒルデとヘイムダルが(ロキに押し付けられて飼うことになった)ヘルハウンドの子犬の1匹ハチが活躍するコミカルな番外編エピソードになっています。

これでロキ、シフと二代の主人公に渡って続いたJourney Into Mysteryは完結となりますのであらためて各巻のレビューへのリンクをまとめておきます。

シフのエピソードも面白かったですが、やはりロキの時代が面白かったのでEverything Burnsで終了していた方がシリーズの終わり方としては綺麗だったかなという感じはありますね。