Thor (2007-2011)シリーズの最終巻で、ライターがマット・フラクション、アーティストがパスカル・フェリーに代わり、良くも悪くもイメージ一新という感じです。
アスガルドが元あるべき場所から地球へ移動したことで9つの世界へのアノ・アトックスの侵攻を招いてしまう、というわかるようなわからんようなストーリーです。オーディンとロキ(ロキは子供の姿で)が復活しますが、地上での最終決戦では巨人を召喚したりと最後までよくわからん感じでした。シナリオもそうですが、パスカル・フェリーのアートも個人的にはかなり微妙な気がしました(ソーの世界観にいまいちあっていないというか…カラーリストの問題もあるかもしれないですが…)。しかしヴォルスタッグは相変わらず良いキャラ(自称アスガルド最高の科学者!)をしていますねw
なお、本巻に収録されている#620.1は本編からは独立したサイドエピソードで、アスガルドの秘宝を狙ったガーゴイルの襲撃が描かれています。
Thor (2007-2011)シリーズ各巻のレビューへのリンクをまとめておきます。
- Thor by J. Michael Straczynski Vol. 1 (Thor (2007-2011))
- Thor By J. Michael Straczynski Vol. 2 (Thor (2007-2011))
- Thor By J. Michael Straczynski Vol. 3 (Thor (2007-2011))
- Thor: Latverian Prometheus (Thor (2007-2011))
- Siege: Thor
- Thor: Siege Aftermath (Thor (2007-2011))
- Thor: The World Eaters (Thor (2007-2011))(このエントリ)
ストラジンスキーからキーロン・ギレンへの非常に中途半端なタイミングでの交代、シージとのタイインからのマット・フラクションへの2度目のライター交代と色々あったシリーズでしたが、最後はどうしてこうなった感が強い終わり方でした…。