アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Jane Foster & the Mighty Thor

ジェイソン・アーロンとValkyrie: Jane Fosterの終盤を共同執筆していたトルン・グロンベックによる2022年のミニシリーズで、オーディンの魂を宿してムジョルニアが復活した後のストーリーです。

突如ソーが行方不明となり、ムジョルニアがジェーンの元に飛来し、ジェーンはソーを探しに旅立ちます。一方、シフがビフロストの番人となっているアスガルドにはソーの不在を狙ってアルグリムやユーリック、ティールが戦いを仕掛けてきます。ベータ・レイ・ビルやシフ、ヒルデガルデ、遅れて救援に現れたヴァルキリーのルーナなどが中心となって防戦するアスガルド陣営ですが、敵陣営はさらにティールが召喚したディシール、アレスまで参戦します。

最後がやや尻切れトンボ感はありますが、途中でジェーンがソーになって戦うシーンがあったり、オーディンとジェーンの会話など、ムジョルニアがジェーンの元にやってくるというアイデアが良かったですね。この戦いの影でアスガルドに潜入し地獄への鍵を手に入れたエンチャントレスや裏で糸を引いていた仮面の女性は果たして今後のソーのシリーズにどんな影響を及ぼすのかも気になるところです。