アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Valkyrie: Jane Foster

ムジョルニアを失ったもののヴァルキリーの力を得たジェーン・フォスターのシリーズで、ジェイソン・アーロンと他のライターとの共同執筆となっています。全10話、2冊の単行本に以下の3つのアークが収録されています。

  • THE SACRED AND THE PROFANE (#1-5)
  • STRANGE AEONS (#6, 7)
  • AT THE END OF ALL THINGS (#8-10)

ヘイムダルが死んでしまったり、ティール(裏切りの罰としてヴァルハラで働かされていたらしい)が暗躍したりと濃い内容ですが、短いシリーズにありがちな駆け足感もなく、良くまとまっていると思います。ゲストとしてドクター・ストレンジキャプテン・アメリカスパイダーマンも登場しますし、ペガサスのミスター・ホースもいい味出してます。ラストのロキの動向が今後の展開にどう関係するのかも気になるところです。

シリーズの前半を担当されていたカフーという方のアートがとても良かったので、全編この方のアートで見たかったなぁという気持ちになりました。

なお、単行本の第一巻にはWar of the Realms: Omegaに収録されているジェーンのエピソードも収録されているようです。