アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Original Sin: Thor & Loki - The Tenth Realm

こちらもオリジナル・シンのタイイン(Original Sin #5.1-5.5)で、ウォッチャーの目によって姉の存在を知ったソーがロキと共にオーディンによって封印された10番目の世界に探しに行くというものです。

10番目の世界のエンジェルたちはオーディンに恨みを持ち、ソーがアスガルド人かつオーディンの息子と知ると総攻撃を仕掛けてきます。当の姉であるアンジェラはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと行動を共にしていたところ、ソーの雷の衝撃に導かれ10番目の世界へと向かい、自分の出生を知らないまま最強のエンジェルとしてソーと戦い打ち負かします。

一方でロキはエンジェルたちに寝返ってまたも女体化しw 旧アスガルドに攻め込むと見せかけてエンジェルたちの艦隊を破壊するとフィアー・イットセルフ以降旧アスガルドに引きこもっていた共にオーディンを解放します。オーディンとの遭遇によってアンジェラは自分がオーディンの娘であることを知るのでした。

エンジェルたちの拝金主義やハンマーなしでのソーの逆転劇、相変わらずのロキの二重裏切りなどこちらも短いながら面白いサイドストーリーでした。アンジェラがソーの姉であることが明かされたり、オーディンやカルが解放されたりと、今後のソーのシリーズに関わってくる要素も多いのでジェイソン・アーロン期のソーのシリーズを追うのであればオリジナル・シンとあわせて読んでおきたいところです。