アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

The Mighty Thor Vol. 3: Asgard/Shi'ar War: The Asgard/Shi'ar War (The Mighty Thor (2015-2018))

前巻では地球上での戦いでしたが、今回は一転して宇宙、それも銀河三大帝国の1つシーアー帝国が舞台になります。

突如グラディエーターがアスガルディアを急襲し、ヘイムダルフルボッコにしてレディ・ソーを連れ去ってしまうのですが、何事かと思ったらロキに唆されたシーアーの神ケイスリとシャラが著名なソーより自分達の方が勝っていることを示すために対戦したいというしょうもない理由でしたw 一方アスガルディアではシフがカルを説得し、レディ・ソーを助けるために軍勢を率いてシーアーへと向かいます。人々を虐殺することで神に祈らせようとするなどの外道ムーブを繰り返した挙句対戦に敗れたケイスリとシャラはフェニックスを呼び起こし全てを焼き尽くそうとしますが、ソーはキッド・オメガ(将来フェニックス・フォースの宿主になるらしい)と、戻ってきたオーディンソンの助けを借りてフェニックスを撃退することに成功し、ひとまず一件落着となるのでした。

今回の騒動でマンゴグが復活してしまい、レディ・ソーの物語は佳境へと向かうですが、ゴアのエピソードで登場したシャダルクが再登場したり、カルやデストロイヤーが味方として活躍したりと、ジェイソン・アーロンは本当にキャラクターを魅力的に動かすなーという感じです。なお、行方不明になってから戻ってくるまでの間のオーディンソンの物語はThe Unworthy Thorというシリーズで語られます。本シリーズのストーリーとも密接に関わりますし、みんな大好きベータ・レイ・ビルも大活躍するのでこちらも必読です。