アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクションの第15号はカート・ビュシークとアレックス・ロスによる名作マーベルズでした。
一般人であるカメラマンのフィル・シェルドンから見たマーベルヒーローたちを描くという捻りの効いたストーリー、そして何よりアレックス・ロスのアートはスーパーヒーローコミックの王道ではありませんが確かにマーベルコミック史上に残る名作と言っても過言ではありません。スタン・リーによる序文、カート・ビュシーク本人、ジョン・ロミータによる解説、そしてアレックス・ロスのワークショップと付録も豪華です。
過去にも何度か邦訳が出ており、現在は小プロさんのものが入手可能ですが、入手性はそこそこ良い部類だと思います。電子書籍化はされていないようです。もちろんアシェット版と翻訳の違いはあると思いますが(アシェット版は翻訳が微妙なことで有名)、付録部分の違いなどはわかりません。