アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Civil War: Young Avengers & Runaways

まだまだ終わらないシビルウォーのタイインを読むシリーズ、今回は若手ヒーローグループであるヤングアベンジャーズとランナウェイズによるショートシリーズです。

超人登録法に未登録ということでS.H.I.E.L.D.の攻撃を受けるランナウェイズをヤングアベンジャーズがキャップの反対を押し切って助けに向かうものの当初は誤解もあって対立してしまうのですが、その後差し向けられた洗脳されたノー・ヴァーとの戦いでは共闘します。ニューアベンジャーズと心を通わせるランナウェイズですが、最終的にはやはり反対派への参加を断り、逃亡を続ける道を選ぶのでした。

表紙はジム・チャンですが、中身のアートはステファノ・カセッリが担当しています。線がはっきりしていて見やすいアートですし、話もわかりやすくまとまっていて読みやすかったです。キャラクターも魅力的なのですが、ヤングアベンジャーズとランナウェイズという2チームが登場するため人数が多すぎるのと、個人的に本作が初見のキャラクターも多く少し混乱する部分はありました。ランナウェイズ自体、本作を読むまで知らなかったのですが、スーパヴィランを親に持つ若者たちのチームのようです。

ヴィレッジブックスさんから出ていた邦訳は現在では中古でもなかなか入手が難しそうです。