アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Civil War: New Avengers

まだまだ続くシビルウォーのタイインを読むシリーズですが、今回はブライアン・マイケル・ベンディスが担当していたニューアベンジャーズシリーズでのタイインです。

こちらはNew Avengers #21-25 (2006)が収録されており、キャプテン・アメリカルーク・ケイジジェシカ、セントリー、アイアンマンがシビルウォーに関わるまでの経緯(アイアンマンのみシビルウォー後のエピソードですが)が1エピソードずつ描かれるというものです。これまでのニューアベンジャーズシリーズでのジェシカの背景や、サン・オブ・Mでのクイックシルバーの行動インヒューマンズの対応など、事前に押さえておかないと話がわかりにくい部分があるかもしれません。

本作は内容もさることながら、1エピソードごとに異なるアーティストが担当しているところも見どころで、オリビエ・コワペル、レイニル・ユー、パスカル・フェリー、ジム・チャンとマーベルのトップアーティストたちが集結しています。

ヴィレッジブックスさんから出ていた邦訳では日本語版独自にNew Avengers Annual #1 (2006)も収録されているようです。

こちらはシビルウォーよりも少し前の話のようで、ルーク・ケイジの結婚のエピソードなのですが、登場するヴィランはもしやニューアベンジャーズ:ブレイクアウトで火だるまになってしまったエレーナでしょうか…。再登場しそうな退場の仕方ではありましたがまさかこんなところで登場してさらに悲惨な結末を迎えていたとは…。本来はルーク・ケイジの絡みで収録されたエピソードだと思うのですが、むしろエレーナの方が気になってしまいました。