Invincible Iron Man (2015-2016)シリーズ最終巻でシビルウォー2のタイインとなります。前巻からは少し時間が経っているようで、すでにローディーやバナーは死んでしまっており、キャロルとの対立が決定的になっているという状態のようです。Invincible Iron Man (2015) #12-14の3話が収録されており、リリ、アマラ、キャロルとの対話がメインとなっています。今後のシリーズやシビルウォー2に繋ぐためのエピソードという感じですね。
また、この単行本にはどういうわけかMighty Avengers (2007) #9-11も収録されています。Marvel Unlimitedで読んでみたのですが、トニーがS.H.I.E.L.D.長官時代のエピソードのようで、アベンジャーズがラトベリアを攻撃した際にアイアンマンとドゥーム（とセントリー）が過去にタイムトラベルしてしまうというものでした。アイアンマンとドゥームが一時的にですが協力するエピソードということで収録されたのでしょうか。
このあとはシビルウォー2に続いていくわけですが、結局マダム・マスクの目的、逃亡したトモエ、豹変したドゥームの目的、アマラとの関係、さらには新たに登場したリリなど多くの謎や伏線が回収されないままシリーズが終了してしまいました。リリは邦訳も出ているInvincible Iron Manの次シリーズで活躍するようですし、ドゥームに関してはInfamous Iron Manというシリーズに繋がるようですが、果たしてこれらのシリーズで回収されるのでしょうか。
