アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Astonishing X-Men Vol. 5: Ghost Box

ジョス・ウェドンとジョン・カサディからウォーレン・エリスとシモーネ・ビアンキにバトンタッチしてのAstonishing X-Men新シリーズです。今回はストーリー自体が複雑なこともありますし、台詞回しも回りくどいものが多くちょっと読むのは大変でした。しかしジョン・カサディのアートはめっちゃ濃いですねぇ。

前作までのメンバーからコロッサスと行方不明のキティが抜け、新たにストームが加わります。ヒサコも正式にX-MENのメンバーになっていますが、相変わらずウルヴァリンとの師弟コンビはいい味を出しています。前作でビーストといい感じの仲になったエージェント・ブランドも登場し、重要な役割を果たします。ゴーストボックスは別次元への扉を開くデバイスとのことらしく、作中で別次元からの脅威が語られるのですが、結局本作ではその脅威が現実のものとなることなく終了してしまうのが拍子抜けといえば拍子抜けなところはあるかもしれません。

さて、Astonishing X-Menシリーズはこのあともかなり長期間に渡って続いており、単行本も12巻まで出ているようなのですが、元々邦訳の続きが気になっていたジョス・ウェドンのシリーズはすでにVol. 4までで完結していますし、Astonishing X-Menシリーズの続きを読むのはいったんここまでにしようかと思います。また気が向いたら続きを読もうかと思います。