アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Hulk: World War Hulk

2007年から2008年にかけてのハルクを中心としたクロスオーバーで、サカールに送られたハルクがイルミナティへの復讐のため地球に戻ってくるというストーリーで、ヴィレッジブックスさんから邦訳も出ていたようです。

アイアンマンのDirector of S.H.I.E.L.D.シリーズを読んでいたところ途中でこのクロスオーバーとのタイインがあったので気になって読んでみたのですが、さすがにボスがハルクなだけあってブラックボルト、ハルクバスター、強化版ストレンジ、セントリーとドラゴンボール顔負けのインフレバトルの連続です。戦闘シーンが多く、ストーリー自体もシンプルということもあって比較的サクサク読み進めることができました。タイインは多数あるようですが、話としては本編だけで完結しています。

また、以下の単行本にはX-MENアントマンアベンジャーズ・イニシアティブ、アイアンマンのタイインが収録されています。メインは3エピソードからなるX-MENのストーリーで、ハルクがニューヨークに襲来してイルミナティの身柄を要求し24時間の猶予を与えた後、同じくイルミナティのメンバーだったプロフェッサーXの元に向かう、というものです。こちらでもハルク1人に対してX-MENのメンバーによる総力戦が繰り広げられます。

しかし本シリーズを読むきっかけになったアイアンマンのタイインはハルクバスターでの戦闘は本編と重複していますし、ドゥームズデイ計画も結局煽っただけで終わってしまい若干微妙な感じがしました…。