アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Astonishing X-Men Vol. 4: Unstoppable

ジョス・ウェドンとジョン・カサディによるアストニッシングX-MENシリーズの完結編(アストニッシングX-MENシリーズ自体はこの後も続きますが)で、ブレイクワールドでの戦いが描かれます。

ギフテッドでの学園でのX-MEN再結成から考えると随分遠くに来たなぁという感じで、ヘルファイヤークラブのくだりは一体なんだったのかとか、いきなりブランドに誘拐されてブレイクワールドに強制連行される強引な展開とか、コロッサスの壁画とか、通して読んでいて思うところは若干ありますが、この巻だけで見ればサイクロップスの犠牲からの大逆転、キティが世界を救うラストシーンなど盛り上がりまくりでシリーズの締めくくりに相応しい内容でした。できれば邦訳もここまで出して欲しかったですね。

単行本にはAstonishing X-Men (2004) #19-24、そして最終話のGiant-Size Astonishing X-Men #1が収録されているのですが、最終話だけナンバリングされていないし、#24に次はGiant-Sizeを読めとも書かれていないのでMarvel Unlimitedだと最終話を探し出すのが困難でした。結局Amazonで単行本の収録情報を調べてGiant-Sizeにたどり着きました…。

なお、このシリーズはこれまでの紹介した全4巻の単行本とは別に全2巻の単行本も発行されているようで、ギフテッド〜デンジャラスまでの前半部分を収録した第1巻のKindle版はAmazon Primeの無料読み放題の対象になっています。