アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Secret Invasion: War Machine (Iron Man: Director of S.H.I.E.L.D.)

シークレット・インベージョンのタイインで、Iron Man: Director of S.H.I.E.L.D.シリーズの完結編です。今回はタイトルの通りウォー・マシンが主人公で、冒頭でスクラルにやられれしまったトニーのメッセージを受けたローディがトニーの遺した衛星兵器とスージィの助けを借りてスクラルと戦うというものです。

上記の単行本には以下のエピソードが収録されています。

  • Iron Man: Director of S.H.I.E.L.D. #33-35
  • Iron Man #144

衛星が変形して巨大ウォーマシンになったり、クリムゾン・ダイナモと共闘したりと見どころも多いのですが、そもそもトニーはスターク製兵器のコントロールを取り戻すためにローディにメッセージを残したのではなかったのでしょうか。そのあたりは何も解決しないままシリーズは終了してしまいます。この後ウォー・マシンのシリーズが始まるようなのですが、ストーリーはそちらで回収されるのでしょうか、それともシークレット・インベージョン内で回収されているのでしょうか。アイアンマンのシリーズとしても同時進行でInvincible Iron Man (2008-2012)が始まっていたようですし、ちょっと尻切れとんぼな終わり方なのが残念なところです。

単行本にIron Man #144が収録されているのはトニーとローディの出会いのエピソードだからということでしょうか。