その昔、新潮社がアメコミを展開していた頃に邦訳が出ていた麻宮騎亜さんがアートを担当したというUncanny X-Menのシリーズの中古品をブックオフで発見したので思わず確保してしまいました。
ストーリーはぶっちゃけて言えばベッツィ(サイロック)への未練に悩むウォーレン(アークエンジェル)がペイジ(ハスク)に乗り換えるというものなのですが、話としてもだいぶわかりにくいですし、ポエムもきついですし、有耶無耶のまま終わってしまう伏線らしきもの(?)もあったりで、ちょっと色々微妙な感じですね。他にもカートとステイシー、アニー&ローナなとハボックのラブストーリーやジャガーノートのハートフルエピソードなど、なんというか、そういう時期だったんでしょうか…。
ただ、麻宮騎亜さんのアートは良かったです。日本人目線ではありますが、特に女性キャラクターが魅力的なのはいいですね。マーベルでコミックのアートを担当されたのはこれが最初で最後だったようですが、もっといろんな作品(できればもっと良いシナリオで…)を見てみたかったなという気持ちになりました。
洋書では以下の単行本に収録されているようです。