アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Iron Man (2012-2014): Rings of the Mandarin

Iron Man (2012-2014)シリーズ最終巻で、ストーリー的には前巻Iron Man (2012-2014): Iron Metropolitanから直接繋がっています。

前巻のラストで2つの指輪を奪い、元々持っていたものと合わせて3つの指輪を手に入れたマレキスですが、さらに指輪を手に入れるべく他の指輪の持ち主を襲い始めます。これに対してトニーは指輪を取り戻すべく、自ら単身スヴァルトアールヴヘイムに乗り込むという流れなのですが、マレキスからは案外あっさりと指輪を取り戻すことができ、残りの指輪の持ち主たちとの最終決戦に臨むことになるのですが、正直だいぶ肩透かしをくらった感じがありますね。マンダリンの指輪を追うというストーリーラインは良かったと思うのですが…。エクストリミスを回収するという第一巻でも感じたのですが、尺の都合もあったのかもしれないですが、折角の素材を活かしきれなかった感があります。前巻は良かっただけにちょっと残念でした。

さて、Iron Man (2012-2014)シリーズもこれで完結となりましたので、各巻ごとのレビューへのリンクをまとめておきます。

個人的には全体的にちょっと残念なシリーズだったなーという感じがしますが、マレキスはこの後テン・リングスを全て手にすることになるわけで、一体どうやって手に入れるのか、それから最終巻で張られた伏線は次シリーズで回収されるのかなどは気になるところです。Invincible Iron-Manシリーズは2015年以降のシリーズは邦訳も出ているので引き続き追いかけてみようと思います。