アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

Siege: Embedded

こちらもシージのタイインですが、オズボーンによるアスガルド侵攻をジャーナリストの視点から描くという少し変わり種のサイドストーリーです。

Embeddedというサブタイトルはどういうことかと思っていたのですが、Embedded Journalists(従軍記者)のことだったんですね。ジャーナリストから見たシージというコンセプトですが、HAMMER側のプロパガンダというのはオズボーンが権力を握っていたこの時期ならではの要素かもしれません。また、シージの引き金になってしまったヴォルスタッグのその後の行動も明らかになります。ヴォルスタッグ相変わらず良い味出してますね。

本編の設定がうまく活かされたストーリーでシージのタイインの中ではなかなか面白い作品でしたが残念ながら邦訳は出ていないようです。