前作Invincible Iron Man (2008-2012): Stark Disassembledで復活したトニーですが、エゼキエル・スタンやノーマン・オズボーンとの度重なる戦いによってスターク・インダストリーズは崩壊してしまっており、今作では兵器ではなく平和のための技術利用を目指すスターク・レジリエントという企業をゼロから立ち上げるというストーリーです。
ただ、もちろんそうは問屋がおろさず、スターク・インダストリーズの後釜を狙うハマー・インダストリーズが例によって色々と暗躍します。最終的にトニーたちはハマー・インダストリーズの攻撃をなんとか切り抜けるものの、ハマー・インダストリーズのサーシャ・ハマー（アイアンマンの初期のエピソードに登場するジャスティン・ハマーの孫娘とのこと）が実はエゼキエル・スタンのパートナーかつマンダリンの娘であったことが判明し、最後はエゼキエルやマンダリンが復活するという不穏な終わり方で次巻へと続きます（マンダリンがどうやって復活したのかは今後明らかにされるのでしょうか）。
ストーリー自体も面白かったですが、スターク・レジリエントの立ち上げはスタートアップ感がありますし、リパルサー技術を使用した自動車開発という事業内容もテスラっぽかったり、ハマー・インダストリーズ側もスマートフォンアプリで操作するドローンを兵器として活用したりと最近の時代を反映したような描写も面白かったです。
