アメコミ読書ブログ

主にマーベルコミックについて、邦訳から原書まで、読んだものを紹介します。

マーベルグラフィックノベル・コレクション(18) シークレット・ウォー

アシェットのマーベル グラフィックノベル・コレクション第18巻は初邦訳のシークレット・ウォーでした。全5巻で展開されたクロスオーバー作品で、突然襲われて重体のルーク・ケイジ、その原因は一年前ラトベリアで起きたとある事件に遡る…という感じの導入です。

ストーリーはきれいにまとまっており、シークレット・ウォーというタイトルの意味もしっくり来ますし、なによりガブリエル・デル・オットーのアートが圧倒的で、今まで邦訳されていなかったのが不思議なほどの作品です。コミック部分以外にストーリーや登場キャラクターの背景などを補完するセクションもあり、1巻完結のクロスオーバーですが読み応えも抜群でした。マーベルグラフィックノベル・コレクションを定期購読されていない方でもこの巻だけでも購入する価値はあるのではないかと思います。

なお、Kindle Unlimitedでは原書の単行本が無料で読めるようです。